
第11回手術室臨床工学技士情報交換会に参加して
今回、2020年2月16日に済生会松阪総合病院にて開催された、第11回手術室臨床工学技士情報交換会に、当院より手術室に従事する臨床工学技士6名が参加し、その内2名が演題発表及び、シンポジウムのパネリストを務めました。

この会は、全国から手術室に従事する臨床工学技士が集まり、昨今の高度化する医療機器の管理や業務改善の取り組み等の発表及び検討を行うことを目的としており、今年は約120名の参加があり、活発な議論が交わされておりました。
印象深い内容として、「超高精細8Kカメラ技術とその医療応用」という題目で近年の内視鏡外科領域における映像技術の進歩を目の当たりにしました。
現在、民間放送における8K放送が進んでおりますが、同時に医療分野への応用がなされ、内視鏡外科手術において、より高精細な手術が可能となり、安全かつ確実な医療を提供できるとのことでした。
将来的に、当院においても高性能な医療機器の取り扱いに対応できるように、積極的に学会参加をし、最新情報を取り入れて、日々研鑽を積みたいと思います。
シンポジウムでは、当院より1名の臨床工学技士がパネリストとして招聘され、手術室においての専門的な知識や技術を有する”スペシャリスト”に関する内容でディスカッションを行い、その中での当院の臨床工学技士としての取り組みを発表しました。

各施設の業務形態から、それぞれの特色を持っており、現状の問題点や将来の展望について、熱く議論を展開しており、今後の臨床工学技士としての自分のあり方を考え直す良い機会となりました。
筆者は、一般演題にて発表をさせて頂きました。その際に、会場内より多くの意見や質問を頂きましたので、それらの意見を持ち帰り、部署内で検討を行うことで、今後の医療現場においてより良い医療の提供を心がけたいと思います。

筆者:臨床工学技士
2020.02.18 14:29|ブログ