
「第28回日本心血管インターベンション治療学会学術集会」参加報告
2019年9月19日から21日の3日間、愛知県名古屋市にある名古屋国際会議場にて開催された「第28回日本心血管インターベンション治療学会学術集会」へ参加し、当院からは手術室看護師1名、臨床工学技士2名が発表を行いました。
著者は「ステントグラフト内挿術業務の立ち上げを経験して」というタイトルで発表を行ってきました。
今回参加した心血管インターベンション治療に関わる内容の学会では、インターベンションの治療に関わる医師やコメディカルといわれる、看護師や診療放射線技師、臨床検査技師や臨床工学技士などのカテーテル検査や治療に携わるスタッフが全国から集結し、それぞれの施設における工夫や、珍しい症例の検討会などがあり、新しい発見がたくさんありました。
さらに今回、会場の企業ブースにおいて、興味深い機器を見ることができました。それは、心臓の血管を広げるための「経皮的冠動脈形成術」をロボットにて行うという機械で、執刀医の医師がロボットの操作を行い、より安全かつ正確に治療を行うことができるというものでした。実際に、シミュレーターを使用させていただき、新しい体験をすることができ、とても勉強になりました。
発表では、当院の新しい業務の立ち上げに際して、工夫した点を発表し、他院のコメディカルの方々より多数の質問を頂き、活発な議論を交わすことができ、今後の参考になりました。
本学会へ参加したことにより、自身の知識を深めることができ、同時に他施設のコメディカルの方々と交流を深めることができました。また、本学会において得た知識は院内のスタッフ間へ伝達し、情報共有を行うことで、地域医療に貢献したいと思います。
筆者:臨床工学技士