
「日本不整脈心電学会学術大会」参加報告
2019年7月24日から7月27日の4日間、神奈川県横浜市にあるパシフィコ横浜にて開催された「第66回日本不整脈心電学会学術大会」へ参加し、臨床工学技士として「当院のアブレーション業務における標準化」というタイトルで発表を行ってきました。
今回は、心臓の正常な電気信号の流れが障害され、心拍数が遅くなる「徐脈性不整脈」に対して行われる治療の「植込み型心臓ペースメーカ」や、心臓の脈拍リズムが不規則となり、心拍数が早くなる「頻脈性不整脈」に対して行われる治療の「カテーテルアブレーション」など、「不整脈」の治療に関わる内容の学会でした。
不整脈治療に関わる医師やメディカルプロフェッショナルといわれる、看護師や臨床工学技士などが全国から集まり、各施設での取り組みや、最新の治療に関する講演など、各会場にて熱い討論がなされていました。
会場の企業ブースにおいては、最新の治療機器の展示やシミュレーションなどがあり、実際に手に取ったり、シミュレーターを使って実際の手技を体験したりと、とても勉強になりました。
発表においては、多くの施設のメディカルスタッフの方々から、質問や助言などを頂き、多くのことを学ばせていただきました。また、中には「非常に参考になります」と言われることもあり、発表してよかったと思える瞬間でした。
学会において得た最新の知識を、自分の中でとどめておくのではなく、院内のスタッフ間で情報共有を行い、知識の研鑽につとめ、地域医療に貢献したいと思います。
筆者:臨床工学技士 奥田祐希