
透析食弁当
外来透析患者さんに提供している、透析弁当。利用される患者さんも安定し、お弁当を通して色々なご意見もいただきます。
今回、新たに提案いただいたのは、献立表にカリウムやリンの値を示してほしいというものです。
現在、献立表は1週間ごとに、メニュー名、エネルギー、蛋白質、塩分量を表示し、注文の際や、実際に食べるときに参考にしてもらっています。基本的な栄養量を知ってもらうことで、安心して食べてもらえたらと思っていましたが、透析患者さんにはそのほかにもカリウムやリンの制限が必要な方が多く、日常の食事でも注意されている方も多く見えます。
今回ご意見をいただいた患者さんも、血液検査でリン高値のため内服も始めましたが、何とか食事で制限したいとのことで色々取り組まれれており、お弁当の栄養価もしっかり知りたいとのことでした。
カリウムやリンは調理方法によっても含有量が変化するため、およその値にはなっていますが、参考にして頂ければ、と思います◎
お弁当の一例↓
エネルギー:600~700kcal(1日1800kcal)
塩分:約2.2g(1日6g未満)
蛋白質:約25g(1日60g)
カリウム:600㎎~700㎎(1日1500㎎)
リン:350㎎~400㎎(蛋白質量×15㎎)
2020.02.10 17:53|日記
新・電子カルテシステム
今年1月4日に、電子カルテシステムが新しくなり1か月が経ちました。
昨年から、システムメーカーさんとともに、院内の委員会でも運用を検討してきましたが、予定通りに進んだこと、想定外だったことなど色々感じた1か月でした。
主に指示を受ける側の栄養管理室は、病棟との運用方法もしっかりルール化し、お互いの業務がスムーズに進められるように今後も見直していきたいと思います。
また、給食システムは既存の機能に大きな変更はなかったため、通常業務は問題なく進めることができています。今後は、新しく追加された機能も徐々に活用し、献立管理や細かな栄養量の評価、患者さん個人の栄養管理にもつなげられたら…と考えています。
電子カルテ、給食システムとも機能のメンテナンスには、当院システム担当や各メーカーさんにご協力いただくと思いますが、よろしくお願いします。
2020.02.06 13:29|日記
節分献立 2020
2月3日は当院でも節分献立でした。
メニューはこちら↓
・大豆入り五目御飯
・豆腐の肉みそ焼き
・なばなの辛し和え
・卵ボーロ
一般には、恵方巻や煎り豆が主流ですが、当院では数年前から、現在のメニューに変えて提供しています。
五目御飯には、柔らかく下茹でした大豆に薄味ながらじっくり味付けをし、こんにゃくやごぼう、椎茸などと一緒にご飯と炊き込みました。
通常では、ナンサイ食の方には使用しないような根菜類も、とても柔らかく仕上がり、当院オリジナルの大豆メニューとなっています◎
辛し和えには、三重県の特産品であるなばなを使用し、独特の風味やほろ苦さが特徴です。これから春に向けて、何度かメニューに上がる食材です。
卵ボーロは煎り豆の代わりです。柔らかく口の中で溶けるため、きざみ食などの患者さんにも提供し、みんなで作った鬼を添えて、厄除けにつながれば…と願いを込めた節分メニューが無事に完成しました◎
節分が終われば、暦上は春を迎えます。まだまだ体調管理に注意は必要ですが、少しずつ春らしい日が増えることを楽しみにしたいと思います。
2020.02.05 17:41|日記