
デザート試作☆
今年は、地元市場から大きな規格外のさつまいもを安く分けていただきました。
見た目は豪快ですが、蒸すときれいな黄色で甘くねっとりとお菓子作り向いてそうです!
ということで、そのさつまいもと、そろそろ旬を迎えるりんごを使ってデザートの試作を行いました◎
~さつまいもとりんごのケーキ~
さつまいもの入ったスポンジ生地の上に、りんごの甘煮をのせてゼリーがけにしました。
甘さ控えめながら、りんごの甘みと酸味でおいしく仕上がりました◎
~さつまいもクリームのブッセ~
中のクリームはさつまいもたっぷりです。砂糖は不使用ですが、生地の甘みとよくあって素朴な味に仕上がりました。
今回の試作を企画してくれたスタッフからの一言です↓
リハビリ中の方や、甘いものを制限されて糖尿病の方など、すべての患者さんにおいしく安心して食べていただけるデザートを作りたい…!
と思い、開発すべく試作を行いました。
エネルギーは1個80Kcal程度に抑え、りんごやさつまいもを使用することで砂糖を控えめにし、素材本来の甘さを感じられるよう考えました。
完成度を高めて、患者さんに提供できるよう検討したいと思います♪
ということで、現在栄養管理室の課題のひとつである、低カロリースイーツの完成に大きく前進しました。
実際に料理として皆さんにお届けできることを楽しみしています◎
2017.12.01 17:25|日記
ベジ-1グランプリ☆
11月24日、三重県主催の第4回健康野菜たっぷり料理コンテスト・ベジ-1コンテストの最終選考会が、三重県総合文化センター中ホールで行われました。
当院の栄養管理室から応募した作品も、最終選考に残り、代表3名が会場の皆さんに、野菜たっぷりで減塩のお弁当をプレゼンテーションしました。
会場審査で、グランプリが決定します↓
当院の作品は残念ながらグランプリには選ばれませんでしたが、見事に入賞を果たしました!
そして入賞の記念品として、約三千円分の野菜をいただきました。
箱の中には、ハーブや黒にんじんなど、見た目も名前も珍しいものがたくさん入っていました↓
ちなみに、今回の料理コンテストには、大学や高校生、料理学校の生徒さんや、各地域の食生活改善推進員の方など県内から94作品の応募があったようで、三重県の野菜摂取不足解消につながるように・・・と、閉会式での挨拶にもありました。
野菜の目標摂取量は1日350gと設定されていますが、平成28年度の栄養調査の結果、三重県は1日250gしか摂取しておらず、全国平均でなんと43位だったそうです。肉や、魚介類など豊富な食材に恵まれている三重県ですが、しっかり野菜も食べてヘルシーな食習慣を身につけたいですね☆
このコンテストに向けて、9月から約2ヶ月間献立から試作、プレゼンの内容検討など、みんなで取り組み、貴重な経験となりました。そして、入賞するという、予想以上の結果も励みに、これからも新しいことにも挑戦していきたいと考えています。
2017.11.28 13:31|日記
11月N’sクラブ
先日17日は、11月のN’sクラブ(栄養管理室勉強会)でした。
予定通りネスレさんにお願いして、
「早期経腸栄養剤の導入」についての講義をしていただきました。
手術後など、できるだけ早くから経腸栄養を開始することが望ましいことは、以前からいわれていますが、実際にどのように始めるのか、またその根拠は・・・ということを、各種ガイドラインも見ながら、わかりやすく説明してもらいました。
たくさんの栄養剤がある中で、製品の選択、エネルギー、タンパク質、水分量の設定などを、現在もほとんど栄養管理室で担当させてもらっています。特に最近では栄養剤の依頼が増えており、重症患者さんへの栄養開始や、投与速度など相談内容も難しくなってきました。
そして、これからもそのような依頼に対応できるよう、最新の情報や知識も身につけて少しでも治療に貢献できるよう、勉強もしていかないと・・・と感じました。
N’sクラブは栄養管理室だけの小さな勉強会ですが、このように最新の栄養管理についてのテーマもあったりと、貴重な時間となっています。少人数なので気軽に質問したり、笑いもありながら進めていますので、興味のある方はまたのぞいてみてくだい◎
こちらは、ネスレさんから、早期の集中的な栄養管理用に開発されたという製品です↓
なんと経腸栄養剤の中でたんぱく質配合量が一番多いということで、急性期の栄養管理に特化した製剤となっています。
もしかしたら当院でも使用する日が来るかもしれません…
2017.11.21 11:55|日記