
10月おもてなし献立
先日25日は10月のおもてなし献立でした
メニューはこちら↓
・松茸ご飯・秋野菜とぶりの西京味噌かけ・柿入りなます・手作りモンブランケーキ
10月の恒例である松茸は今年は特に高価な食材となりました。地元青果市場の協力もあり、中国産の立派な松茸は、大きさも香りもよく、伊賀米コシヒカリの新米と炊き上げた松茸ご飯は風味もよく、もっちりととてもおいしく仕上がりました。
やわらかく蒸して八方だしにつけた里芋や銀杏などと、西京味噌との相性もよく秋らしい盛り合わせ料理や、柿の入ったなますなど、いろいろな味が楽しめる組み合わせになっています。
そして手作りのモンブランケーキは、さつまいもの裏ごしはなかなか大変作業ですが、とてもなめらかな仕上がりで、スポンジやりんごのコンポートなどとのマリアージュ感が楽しく、おいしく出来上がりました。来年は、栗の収穫にもチャレンジして、もう一工夫できれば、と思っています◎
野菜や果物など、食べ物のおいしい時期が続いています。皆さんも、素材の味を生かした減塩料理に取り組んでみてください。
2017.10.27 17:34|日記
10月N’sクラブ
先日、10月のN’クラブを行いました。
これは毎月1回、仕事終わりに行っている、部署内勉強会で、栄養のこと、調理のこと、調理実習などいろいろなテーマで進めています。
今回は、経腸栄養剤や、経口補助食品でお世話になっている明治さんにお願いして、栄養補助食品を使ったアレンジメニューを紹介してもらいました。
“低栄養予防”
~じょうずに食べて元気に長生き~
と題して、健康に及ぼす低栄養のリスクやその予防、在宅での栄養補給など分かりやすい講義をしてもらいました。当院でも、入院患者さんの中には食欲不振、低栄養、筋力低下状態の方も多く、その改善は栄養管理室でも大きな課題になっています。
普通食でも形態を変えたり、また必要に応じて栄養補助食品もたくさん使用していますが、思うように摂取できないこともあり、状態や嗜好に合わせた個人対応も増えています。
今回の勉強会では、経口補助食品や栄養強化食品を利用して、食事での栄養強化やデザートに加工して食事の楽しみにするなどいろいろな案を紹介してもらい、また参考にさせていただきたいと思います。
さらに、増粘剤でとろみがつく理由を科学的に教えてもらい、とろみがつきにくい食材へ使用するときのコツなどもあり、私たち栄養士だけでなく、看護師さんや言語聴覚士さんにも聞いてもらいたいような内容でした。
またこのような機会には、ぜひほかの部署にも声をかけさせてもらえれば・・・と思っています。
N’sクラブ(栄養管理室勉強会)に興味のあるかたは、ぜひ声をかけてくださいね◎
明治さん、今回は貴重な時間をありがとうございました。
次回11月のN’クラブはネスレさんにて、急性期の栄養管理についての講義をしてもらう予定です。
2017.10.25 17:46|日記
嚥下機能検査:VE
前回に続いて、嚥下機能検査について紹介します。
先月から、VFに続いてもうひとつの検査方法、嚥下内視鏡検査(VE)が導入されました。
これは、鼻から内視鏡を入れて食べているところを観察する検査で、VFより鮮明に嚥下状態を確認でき、今後件数も増えてくると考えられているようです。
こちらも、VFとほぼ同じ内容の検査食を作っています↓
全体に緑が多くなっていますが、検査の際、直接カメラで飲み込む様子を見るため、赤や黄色系は食材が見えにくいようで、濃い緑の料理がベターとの事です。
今回は、小松菜浸しのきざみとペースト食を選んであります。
こちらは白身魚に緑の食紅を使って・・・↓
見た目は少し違和感ありますが、STさんの評価はどうでしょうか・・・?
これらの検査結果は、月1回行われる嚥下カンファレンスにて、多職種スタッフで情報共有しています。
このカンファレンスには、私たち栄養管理室からも参加させてもらっていて、患者さんの状態や食事内容の検討を行い、次のステップにつなげています◎
2017.10.20 16:25|日記