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リハビリテーションカンファレンス~嚥下食について~

9月から当院のリハビリテーションで、新しいカンファレンスが始まり、三重大学病院からもリハビリを専門とされる教授に来ていただき、色々なご意見やアドバイスをもらっています。

前回のカンファレンスで、当院の嚥下食の食種についても議題のひとつにあがったとのことで、今回は栄養管理室からも参加させていただきました。

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栄養管理室では、約20年前から当院独自の嚥下食として、「STEP食」という1~5までの段階で食事箋を作り、現在も活用しています。嚥下障害等、患者さん一人ひとりの病態や嚥下機能、食事量や嗜好も考慮し、ここ数年は言語聴覚士(ST)さんをはじめ、多職種で連携しながら、各病棟の管理栄養士が適宜食事内容の見直しを行っています。

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今回のカンファレンスでは、嚥下食の開始食であるSTEP1からきざみ食のSTEP5までと、さらに一口大や軟菜といった、実際提供している料理とともに、市販のやわらか食(あいーと)のサンプルも加えて、教授に食形態の評価をして頂きました。

 当院ステップ食の一例

IMG_4765 市販やわらか食と、当院の増粘剤入りのお茶

当院の嚥下食は手作りのゼリーやペースト食、きざみ食を中心に市販品も使用しながら、患者さんへの提供をしています。そして、使用食材や料理に合わせて3種類の増粘剤を使い分け、使用方法や濃度なども細かく設定しており、今後もこのカンファレンスを通して、見直していければ…と思っています。

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また市販ゼリーについては、STEP食のどの段階での使用が適切なのかなど、精査しながら、これからも患者さんに美味しく安全に食事を楽しんでもらえるよう、スタッフみんなで、食事作りに取り組んでいけたら…と考えています◎

2020.10.15 17:41|日記

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