
第11回 関西心不全栄養療法研究会
先日、ネスレさんの主催で行われた 第11回関西心不全栄養療法研究会WEBセミナーに参加しました。
今回のプログラム
第1部 特別公演
『急性心不全患者の栄養アセスメントと栄養管理』
社会医療法人近森会
近森病院 臨床栄養部 部長 宮島功先生
第2部 特別公演
『当院心臓集中治療室(CCU)での早期栄養管理の取り組み』
兵庫県立尼崎総合医療センター 循環器内科 中山寛之先生
一般演題
『緩和ケアチームの重症心不全患者への対応』
近畿大学奈良病院 栄養部 菅野真美先生
当院でも、たくさんの心不全患者さんがみえ、重症期の経腸栄養管理、経口摂取になってからの塩分や水分制限、退院後の自宅での食事管理と入院から退院後までの食事面でのサポートが栄養管理室での課題となっています。
今回のセミナーでは、管理栄養士からの栄養アセスメントやその指標などとともに、フード面からの介入についても教わることが多くありました。栄養管理室でもまさに今課題にしている、個人対応メニューについてもとても共感できるところもあり、親近感を持って聞かせてもらいました。
高齢者の心不全患者さんは年々増加傾向にあります。厳しい食事制限だけでなく、食事量の調整や、適切に嗜好品なども提供して、食事の面から治療のサポートができれば…と思っています。
また医師の立場からは急性期患者さんへの実際の治療と栄養管理を結び付けたご講演であり、今後の管理栄養士に求められる課題も考える機会となりました。
なかなか参加できないような貴重なご講演でしたが、WEBセミナーということで、とても親しみをもって楽しく参加することができ、今後のフード・クリニカル業務の参考にさせていただきたいと思います。
今回も貴重な機会をありがとうございました◎
10月から11月にかけて、色々なWEBセミナーが予定されており、栄養管理室からも参加予定です。
またその様子もご紹介できれば…と思っています◎

2020.11.01 12:49|日記