
インターンシップ
以前、この栄養室だよりで紹介した、インターンシップ(就労体験)。
昨年末、栄養管理室でも初めて2名のインターンシップの受け入れを行いました。
インターンシップとは、
”学生が自己の適性を把握する、あるいは仕事の内容を理解するために、在学中に一定期間に企業内で就労体験を行うこと”
とあり、企業や会社では、一般的になっているようですが、病院などではまだまだその制度は少ないようで、私たちも新たな取り組みとしてカリキュラムを作っての対応となりました。
通常実習では2週間かけて行う内容を1日で済ますため、駆け足での説明となりましたが、病棟や透析室などの院内ツアーで病院の概要説明をしたり、厨房では衛生管理や、病院食づくり、嚥下食など一連の業務の説明をきいてもらいました。初めてであったため私たちもバタバタしましたが、二人ともいろいろ質問してくれたりと興味をもって取り組んでもらえて、うれしかったです。
また、私たちの知らない☆今どきの学生情報☆
も教えてくれたりと栄養管理室にとっても貴重な体験となりました。
特に気になったのは最近の就職状況の話題です。
学生さんによると、今の時代インターンシップや求人については、やはりインターネットを利用して情報収取をすることが多く、そこには会社や企業の情報がほとんどで、病院や施設はあまりないとのことで、学生さんとしても病院などの求人状況を知る手段が少ないとのことでした。
私たちが就職した20年近く前とは就職活動の方法も変わり、学生が希望する栄養士・管理栄養士の就職先にも変化がみられるようになってきたように感じています。当時は人気の就職先として狭き門であった”直営病院栄養士”ですが、近年では希望する学生も減り私たちとしては、少し寂しく感じています。
その中で、病院栄養士として働きたい方、特に永井病院の栄養管理室で働きたいと思ってくれる方に巡り合えることが今年の課題の一つになっています。そのために、今後もインターンシップを通して、学生さんから新たな情報をもらい、私たちもいろいろな方面から情報発信できるよう考えていきたいと思っています。
2019.01.16 12:07|日記