
危機管理対策 栄養管理室バージョン
当院では、医療安全や感染、接遇などのテーマの研修会を年間計画に沿って、全職員対象で行われ、栄養管理室スタッフも出席しています。
また、各部署でヒヤリハット事例が起きた場合には、報告書を提出して、委員会で検討されるなどの活動がなされており、栄養管理室でも、食事関連の事例では報告書を作成しています。
どの研修会も、医療従事者として欠かせない内容で、日ごろの業務で取り組めるように良い意識づけとなっています。
そして、医療事故や感染など、直接かかわることの少ない栄養管理室では、その内容を自分たちの仕事に置き換えて、栄養管理室バージョンの、ヒヤリハット事例の報告、分析、改善策の検討、研修という流れに、独自に取り組んでいます。
院内のヒヤリハット報告書の栄養管理室バージョンでは、おもにフード業務での細かい作業ミスを時系列で記録に残し、問題点や対応内容を検討し、同じようなミスが起きないよう、その業務の担当者が、問題点を洗い出し、改善に向けて、説明会、研修を行うという流れで進めています。また、このような記録を残していくことで、日ごろの業務を行う上での注意点などを分析して、新入スタッフの教育にも生かしていければ…と考えています。
先日は、ヒヤリハット事例に基づいて、栄養管理室内で研修会を行いました。
内容は『温冷配膳車の基本的な構造と使い方』
普段当たり前のように使っている温冷配膳車ですが、トラブルになった際に確認する箇所や、対処方法などを担当者から説明し、2日間にわたって全員参加で行いました。
様々な院内の取り組みに参加することで、医療従事者として必要な情報も得ることができ、それを参考にして、栄養管理室ならではのリスクや問題点も検討していければ…と考えています◎
2019.11.11 19:07|日記