
祝☆500回記念
今年の投稿も今回で最後となりました。平成から令和へと変わった2019、皆さんにとってどんな1年でしたか?
栄養管理室は、去年に挙げたように「内面強化」に取り組んだ1年になったように思います。
フード面では、業務の底上げに力を入れました。効率よく作業を進めるためには…?空いた時間で、出来ることは何か…?新しい業務を覚えるためには…?など各自で考えたり悩んだりしながら、毎日の業務を進めてきました。そのためには、コミュニケーション力が必要であることも改めて実感し、来年度から新しくメンバー入りする仲間とともに、頑張っていければと思っています。
クリニカル面では、スイーツデイの開始や、早期経腸栄養の新たな取り組みを行いました。
去年大幅に改良したHPD-R(リハビリに特化したHPD)をさらに進化させ、スイーツデイも始めました。市販の特殊食品での栄養強化を基本とするHPDですが、代わりに手作りスイーツでの栄養強化に取り組み、高エネルギーや高たんぱく、そして嚥下障害の方にも適したソフト食など色々な新作メニューの開発を行い、回復期病棟の一部の患者さんに提供を始めました。最近では栄養管理室スタッフが病棟に出向いて患者さんに直接スイーツを提供し、その説明を行うなど、交流も深めています。
早期経腸栄養については、以前から課題で、当院独自のプロトコールの作成を目標にしてきました。今年はメーカーさんの勉強会にも何度か参加し、最新の情報や他院の症例を参考に、新製剤を使ってのプランニングを提案するなど、一歩前進することができました。今後は、先生方の助言もいただいて、経腸栄養管理を進めていければ、と考えています。
また今年は、地元の短大や大学との交流も深めることができた1年です。各種就職説明会などに出席し、永井病院の栄養管理室を知ってもらう機会が増えました。授業での実習以外でも、インターンシップ制度を設け、何名かの学生さんに参加してもらうこともでき、来年度の新採用につなげることができたことも、大きな成果となりました。今後も、私たちの仕事に関心を持つ学生さんには、どんどこの制度を利用してもらえれば、と思っています。
このような日々の出来事や私たちの思いを、栄養室だよりを通して発信し続け、この投稿で500回目を迎えました。
2015年7月1日に開始し、約4年半の間、永井病院の変革に合わせて、栄養管理室も大きく変わりました。
厨房の引っ越しや温冷配膳車の導入などハード面の変化もありましたが、その都度、業務内容を見直したり、新しい取り組みを考えたりとスタッフ全員で、日々試行錯誤しながら毎日の業務を進めてきました。そして、今後も永井病院という大きな組織の中で、私たちに与えられた課題や役割をしっかり認識して、患者さんの栄養管理や、毎日の食事作りを続けていきたいと思います。
そしてこれからも、栄養室だよりを通して、その様子をさらに発信し続けていきたい思いますので、新たに始まる2020年の栄養管理室を楽しみにしてください。
皆さんも、体調管理に注意してよいお年をお迎えください。
栄養管理室マスコットキャラクター
2019.12.30 13:16|日記