
三重心臓リハビリテーション研究会
11月10日、18:30~三重心臓リハビリテーション研究会とノバルティスファーマ株式会社の共催でWEBセミナーが行われ、当院の会議室でもMicrosoft Teamを用いて視聴会があり、リハビリスタッフ中心に、医師や看護師が参加され、栄養管理室からも3名出席しました。

一般演題では、県内の心臓リハビリテーションの取り組みや、コロナ禍での対応などの発表があり、通院時だけでなく、機器を使って、自宅での運動量を計測したりと最新の取り組みが紹介されていました。
当院でも、心疾患で入院治療後は、外来での通院リハビリを継続される方も多く、私達管理栄養士も食事の聞き取りや、食事チェックなどで介入を進めています◎
特別公演は、
「リハビリテーションの効果を高める栄養管理・薬剤管理」
三重大学医学部付属病院 リハビリテーション部 教授 百崎良先生
座長は当院の星野院長ということで、永井病院の症例や課題も含めた質疑応答などもあり、身近に感じながら聞くことが出来ました。
リハビリと食事や栄養との関わり、そして薬の影響など、具体的な例を挙げてのご講演で、まさに今各病棟で課題となっているような内容で、ずっしりと響くものを感じました。
高齢の患者さんでは、リハビリをしっかりするための必要な栄養量の確保が難しく、嗜好や食形態を試行錯誤しながら進める患者さんも多いのも現状です。
厳しい食事制限だけでなく、制限を緩和して摂取量改善を図るなど、個人に合わせた栄養管理の必要性を改めて実感しました。
看護師さんや言語聴覚士さんたちと情報共有し、その情報を基に栄養管理室内で食事に反映させて、美味しく必要な栄養付加が出来るよう、今後さらに、リハビリ栄養や低栄養改善に取り組んでいきたいと思います◎
2020.11.16 13:53|日記