
高野豆腐煮
病院食の定番メニューに高野豆腐の煮物があります。
人参や椎茸と一緒に煮たり、シンプルに三つ葉を散らして…など。
以前に病棟より、高野豆腐が固くて一般食の方でも窒息の恐れがあるのではないか?ということで、提供の見直しのご意見をいただきました。
調理から時間が経ち、温蔵庫や温冷配膳車を経由して患者さんのもとに食事が届くころには、煮汁も少なくなりギュッと固くなっているようで、私たちの知らないところで、命に係わるリスクがあることを知りました。
色々検討したところ、高野豆腐の栄養価や身近な食材であることなどを考えると、メニューを廃止にするのではなく、調理方法の見直しを進めることに…
以前より、つゆを多めにゆっくり時間をかけて調理し、煮汁がしっかり残るように改良したところ、ふんわりやわらかい仕上がりになり、盛り付けの際にも適量の煮汁が入るように意識ながら進めています

自分たちが調理、盛り付けした料理が、患者さんのもとに届くころには違う状態になってしまい、残念な結果になることもあります。病棟や患者さんからのご意見も大切にし、少しでもおいしく、安全な食事の提供ができるように、色々見直しは必要であると改めて感じています◎
2022.05.25 09:00|日記