
減塩サンプル食品
先日、日清医療食品の担当の方が栄養管理室を訪ねてくれ、新製品の紹介など新しい情報を届けてくれました。
色々な食材や調理済み食品を取り扱い、当院でもたくさんの商品を利用しています。また、今後は冷凍食品をランニングストックし、災害時の非常食として活用することも検討しているところです。
さて、今回新たにサンプルとしていただいたのは、減塩食対応の南瓜の煮物と、さつまいもの甘煮でした。
担当者の方曰く
「新しい食事摂取基準でも食塩の基準がさらに引き下げられるので、減塩対応商品もご活用ください」
とのことでした。
食品メーカーさんもどんどん減塩対策メニューの開発が進んでいるなあと実感です◎
今回の日本人の食事摂取基準の改定を前向きにとらえて、私たちも独自の味付けやメニュー開発を進めていければ…と考えています。
2020.02.03 17:40|日記
日本人の食事摂取基準2020
先日、令和元年度給食施設管理者研修会が、津市リージョンプラザお城ホールにて行われ、当院からも管理栄養士1名が参加しました。
今回は
「日本人の食事摂取基準2020年版 既定のポイント及び活用について」
というテーマで、女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科 教授 上西一弘先生による講演でした。
日本人の食事摂取基準とは
健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的として制定したエネルギー及び各栄養素の摂取量の基準として、厚生労働省によって定められた基準
私たちも、この日本人の食事摂取基準に基づいて、年齢ごと、各栄養素ごとにそれぞれの基準を設けて、献立作成と調味料の設定、患者さんの食事作りを行っています。そして、その結果として、実際の食事内容が必要な栄養量を充たしているか、という確認を毎月行いメニューの見直しや評価を行っています。
この日本人の食事摂取基準は5年毎に見直され、今年新たに2020年版として発行されます。
主な変更点としては以下のような内容でした。
・高齢者の低栄養やフレイル予防も視野に入れた策定であること
・50歳以上の年齢区分が細かく分類されたこと
・生活習慣病予防のため、食塩の目標量がさらに引き下げられたこと
特に塩分については、高血圧症や心疾患の方はもちろんですが、健康な方への目標量が引き下げられ成人男性では8gから7.5gへ、成人女性で7gから6.5gへと変更します。病院給食でも減塩食と常食との差がどんどん少なくなり、作り分けるメニューが減らせるのでは…?
ということは、減塩でもおいしい食事が求められるという事でしょうか…?とかいろいろ考えています。
2020年版が発行後5年間でそれぞれの基準を見直し、食事の内容を基準に近づけられるよう、調理師さんたちとも相談しながら新しい病院食にしていければ…と考えています◎
2020.01.30 17:38|日記
1月おもてなし献立 2020
22日は、2020年初、1月のおもてなし献立でした。
メニューはこちら↓
・ちらし寿司
・煮込み風うどん
・牛肉しぐれ煮盛り合わせ
・手作りいちごシュー
大寒を迎えた1年で一番寒いこの時期、すき焼き風の肉料理や煮込み風うどんで温かさを感じてもらえたら…と思い、1月の恒例メニューとなっています。
そして、昨年の課題であったちらし寿司は、今年も冷菜として提供しました。冷たく、固くならないよう少しでも作り立てをお届けできるよう、盛り付けや配膳時間もできる限り工夫しましたが、実際に食べられた患者さんのご意見はいかがだったでしょうか…?病院給食の衛生管理上欠かせない温冷配膳車ですが、温か冷…悩ましいところです。
さて、今年のシュークリームにも、契約農家さんから摘みたていちごが届きました。去年末は実が少ないとのことでしたが、今は最盛期でたくさん採れるそうです。シュークリームに合わせて、少し小さ目で、という私たちの注文通りのいちごを用意していただきました◎
シューの中には、手作りカスタードに生クリームを混ぜた、とろとろのクリームがたっぷり☆
クリームはとても柔らかく作業は大変そうでしたが、食べた食感は最高です☆シューのサクサク感と、クリーム、そしていちごの甘さのコラボを味わっていただけたでしょうか?
クリームが全部使いきれずに少し残ってしまい、もう少しシューを大きくしてもいいかな…と来年に向けての課題となりました。
手作り料理の多い1月のおもてなし献立でしたが、無事に終了しみんなで検食を行いました◎
2020.01.24 19:21|日記