
11月おもてなし献立 2019
20日は、11月のおもてなし献立でした。
メニューはこちら↓
・太巻きずし盛り合わせ
・鶏もも煮込み
・茶碗蒸し
・ケーキ
恒例メニューとはいえ、お寿司づくりは事前準備からたくさんの作業工程があります。
すし飯、巻きずしの具、いなりのあげをそれぞれ、常食、減塩食、糖尿病食の3種類の味に分けるため、調味料の分量計算から計量、そして調理と細かい作業になります。献立表や、調味料表には計算し尽された数字がびっしり☆
あまりアピールする機会はありませんが、当院調理スタッフは意外に理系女子です。そして、その計算通りの調味料を使って、毎日の食事作りをしているということを、皆さんにも知ってもらい、安心して治療食を食べてもらえたら…と思います。
さて、話はそれましたが、前回のお寿司献立で患者さんから、ごはんが冷たく硬くて残念だったとのご意見をいただき、今回その点を見直し、少しでも作り立ての味をお届けできるように調理や配膳時間を見直しました。
それでも、冷菜として出すため、やはり冷たくはなってしまいますが、患者さんの感想はいかがだったでしょうか?
すべての料理を温菜・冷菜のどちらかに当てはめることの難しさは、度々感じることであり、今後も常に課題になると考えています。メニュー改善も必要ですが、他の病院や施設さんでの取り組み方法も参考に、少しずつでも料理を進化させていきたいと考えています。そして、おもてなし献立が栄養管理室の自己満足で終わらずに、患者さんからの貴重な意見にも応えられるよう、スタッフ全員で永井病院の食事作りに取り組んでいければ…と思っています◎
2019.11.25 17:12|日記
透析弁当紹介
今回は透析弁当の紹介です。
お弁当を開始以来、初めて麺をメニューに組み込みました。
麺というと、通常は高塩分、つゆの水分も多く透析患者さんにとっては注意料理ですが、今回は焼うどんにすることで、水分制限がクリアされ、麺の量も調節することで、塩分も1食当たり2.3gに抑えることができました。
メインには牛肉しぐれ煮、副菜は野菜のコンソメ煮を組み合わせて、完成です。
麺とおにぎりのセットにしたため、とてもボリュームがありましたが、栄養価は平均的な値となっていますのでご安心ください。
透析食弁当を開始して約1年半、さらに最近では透析時間を利用して定期的に栄養指導の介入を行うなど、患者さんからの生の声を聴く機会が増えました。
基本的な塩分、水分制限のほかにもカリウムやリン、など細かな制限も必要な透析患者さんにとって、食事管理がストレスにならないよう、少しでも楽しみを見つけられるようなアドバイスができればと、思っています。そして、メニューの組み合わせや量、味付けなど家での参考にしてもらえるようなお弁当作りを目指して、これからも続けていければ…と考えています◎
2019.11.19 13:51|日記
11月スイーツデイ
16日は11月のスイーツでした。
今回は、今が旬のリンゴを使ってキャロットケーキを作りました。
ケーキには、人参と缶詰フルーツを入れることで甘みもちょうどよく、レモン汁の酸味がアクセントになりました。上にかけたりんごジャムとも相性ばっちりで、皮ごと煮詰めることで、りんごの赤色が色よく、可愛らしく仕上がりました。
今回は、人参をペースト状にして混ぜましたが、すりおろしバージョンもまた、検討しています◎
今回使用したりんごはシナノスイートという品種で、甘みが強く、鮮やかな赤色が特徴的です。
患者さんだけでなく、リハビリスタッフにも試食してもらい、
「おいしい」「レシピを教えて」
などの声もあり、満足していただけたかな…と思っています。
2019.11.19 13:50|日記