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病院栄養・給食部門研修会

10月19日、三重県病院協会と臨床栄養研究会による
病院栄養・給食部門研修会が県医師会館で行われました。

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今回は以下の2講義でした

「心疾患と血圧管理について」
三重大学医学部付属病院循環器内科 杉浦英美喜先生
「病院における食品衛生管理の要点」
三重県医療保険部食品安全か食品衛生班 主査 大野哲司先生

1講義目は、心疾患の種類やその合併症、最新の治療方法などを、心臓の構造や機能とともに詳しく説明していただき、普段目にすることのない心疾患の検査や治療の動画を見ながらの講義で、とてもリアリティがありわかりやすい内容でした。また心疾患の予防としての血圧管理や減塩についても興味深い説明があり、私たち管理栄養士に向けたメッセージとして受け止めました。

当院でも心疾患の患者さんは多く、様々な治療や心臓リハビリ、食事管理などを行い、元気に社会復帰できることを目標にしています。それぞれの病態や、患者さんの状況等、個人に合わせた食事指導をこころがけたいと考えています◎

2講義目は、食品衛生についてで、県内の食中毒の発生件数やその種類、最近の傾向などをデータとともに説明がありました。最近では、大量調理マニュアルに基づいた調理が徹底されるようになり、細菌性の食中毒は減少傾向ですが、ウイルス性のものが増えているとのことで、今年もノロウイルスの流行の時期となるため、食品の取り扱いや体調管理に特に注意が必要になります。栄養管理室も手洗い、消毒の徹底などさらに強化して、食中毒防止に努めたいと思います。

全く違う内容の講義でしたが、どちらも私たちにとって貴重な内容であり、今後の業務に参考にさせていただきたいと思います◎

 

2019.10.30 17:36|日記

丸八ヒロタさんより

当院では、栄養補助食品から冷凍食品など様々な食品を購入していますが、その食品メーカーさんのひとつである、丸八ヒロタさんを紹介します。
週に2回、ゼリーや飲み物、各種増粘剤、冷凍野菜やふりかけ…などたくさんの納品があり、栄養指導用のパンフレットもお願いしています。
時には、メーカーさんも同伴して新商品の紹介をしてくれるなど、新しい情報を提供してくれるありがたい存在です。

さて、先日その丸八ヒロタさんより新商品として、骨なしのさんまを紹介いただきました。

「今年はさんまの価格が高騰しており、少し安価な冷凍食品はどうですか?」

当院でもさんまの煮つけを提供したあとで、前回の栄養室だよりで紹介したように、生さんまを使っていることや約2時間かけて完成させていることなどを説明したところ、そういう施設はあまり聞いたことがないと、とても驚かれていました。
最近では、骨なしの魚シリーズや、混ぜご飯や炊き込みご飯の素などを使う給食施設が多いとのことで、魚屋さんから仕入れたり、手作りの具材を使用していること自体が珍しいようです。あまりびっくりされていたので、こちらも驚きです(笑)

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もちろん冷凍品も使うことはありますが、味や使いやすさ、そして価格面を考慮して、うまく組み合わせながら使い分けをしていければ…と考えています◎

2019.10.25 17:37|日記

永井病院流さんまの煮つけ

今年もさんまのおいしい時期になりました。

家では、焼いて大根おろしや生姜とともに、食べることが多いと思いますが、当院では、この時期の風物詩として、さんまの煮つけをメニューに入れています。

半分に切ったさんまを、まずは八方だしでじっくり1時間煮込みます。さらに調味料を加えて約1時間、今度は調味液を煮詰めて中までしっかり味を付けます。たっぷりの生姜を入れることで生臭さがなくなり、約2時間釜で煮込むことで、お箸ではつまめないくらい骨がほろほろになるまで柔らかく仕上がるのが、この料理のポイントです☆

骨が苦手な患者さんや、高齢の方にも食べやすく提供できたのでは…と思っています。

スチコンで数分、短時間で仕上げるメニューもありますが、このようにじっくり時間をかけて完成させるメニューもあり、病院給食という枠の中で、密かにこだわりを持って食事作りを行っています◎

 

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さんまの煮つけ、皆さんもぜひお試しください☆

2019.10.25 17:29|日記

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