
嚥下機能検査:VE
前回に続いて、嚥下機能検査について紹介します。
先月から、VFに続いてもうひとつの検査方法、嚥下内視鏡検査(VE)が導入されました。
これは、鼻から内視鏡を入れて食べているところを観察する検査で、VFより鮮明に嚥下状態を確認でき、今後件数も増えてくると考えられているようです。
こちらも、VFとほぼ同じ内容の検査食を作っています↓
全体に緑が多くなっていますが、検査の際、直接カメラで飲み込む様子を見るため、赤や黄色系は食材が見えにくいようで、濃い緑の料理がベターとの事です。
今回は、小松菜浸しのきざみとペースト食を選んであります。
こちらは白身魚に緑の食紅を使って・・・↓
見た目は少し違和感ありますが、STさんの評価はどうでしょうか・・・?
これらの検査結果は、月1回行われる嚥下カンファレンスにて、多職種スタッフで情報共有しています。
このカンファレンスには、私たち栄養管理室からも参加させてもらっていて、患者さんの状態や食事内容の検討を行い、次のステップにつなげています◎
2017.10.20 16:25|日記
嚥下機能検査:VF
当院では、摂食嚥下機能の検査方法として、以前からVF(嚥下造影検査)を行っています。
これは嚥下機能が低下した患者さんが、造影剤入りの食品を食べているところを、レントゲンで撮影し嚥下機能を評価するものです。
言語聴覚士(ST)、医師、放射線技師など多職種が介入して、患者さんの嚥下評価を行い、経口摂取が可能かどうかを判断し、可能な場合はさらに形態アップを目指して訓練を続けることで、最初は1日ゼリー1個から始め、最終的には3食摂取できるようになって、退院される患者さんもあり、私たちもとてもうれしく思います。
そして、栄養管理室では、このVF検査で使用する検査食を準備しています。
その日の検査の対象患者さんに応じて、ぺ―スト食、きざみ食、軟菜食、全粥、粥ミキサーなど1回の検査で多い場合は数種類の食事を用意します。今回のVF検査食はこちら↓
そして、VF検査の様子↓
うまく飲み込みできるよう、スタッフが優しく声かけします◎
2017.10.20 16:24|日記
日常献立
先日の献立を紹介します。
メニューはこちら↓
牛肉和風煮込み・さつまいもとりんご煮・小松菜浸し
牛肉和風煮込みとさつまいもの煮物は、スチコン調理です。どちらも定番メニューですが、牛肉和風煮込みは調味料の種類や調理手順を見直したことで、いつもより野菜の旨みもしっかりと、お肉もやわらかく仕上がりました。
また、さつまいもの煮物は芋の甘みをりんごの酸味が程よく、煮崩れもなくきれいにできました◎
2017.10.20 16:24|日記