
前日調理その①
新厨房では、以前から使っていた機器に加えて、新しい機能を備えた調理機器が増えました。
例えば、ブラストチラ―、チルド庫、真空調理機などです。
ブラストチラーは、加熱調理後の食品を急速冷却する機械で、これを使用することで、氷を使っての冷却や、常温での放置がなくなり、良い衛生状態が保たれます。
そして、チルド庫は見た目は冷蔵庫と変わりませんが、冷凍と冷蔵の間の温度帯に設定してあります。
この2大機器を使って、半・前日調理が可能になりました。
調理の過程では、根菜類の下ゆでや、ハンバーグの具のように下処理が必要なものがあり、以前はそれらを全て当日の朝から行っており、実際の調理に入るまでに時間がかかっていました。
現在では、その下処理の工程を前日にすることが出来、当日までチルド状態で保存し、朝一番で調理作業に取りかかれて、効率化が図れるようになりました。ただ、前日はひとつ作業が増えるため、分業しながら・・・という感じです。
盛り付けや配膳の担当者は、当日の献立や食数で作業し、隣の調理場では、明日の調理が行われていて、さらに隣の下処理室では、翌々日の野菜を切っていたりと、時々パニックになりそうですが、各自が淡々と作業をこなしていて、無事に終わっています。
そして、各エリアの問題点や、進み具合を話し合いながら、毎日全員で検食しています◎
2016.01.25 17:55|日記
試行錯誤の毎日
新厨房に引っ越しして早くも1週間がたちました。機器や物の配置、作業場所などが変わり、なかなか慣れない毎日です・・・。でも、何か月も前から引っ越しに向けてシュミレーションをしたり、各エリア毎で作業動線を考えたりしてきたおかげで、スムーズに進むところもあり、大きなミスやケガなく何とか進めている現状です◎
それにしても、何をするのにも、まず頭で考えることのもどかしさ・・・。たとえば、このエリアに入るにはこの履物に変えて・・・とか、この食材がきたらこの冷蔵庫に納品して・・・、などなど。みんな毎日脳トレしているような感じです(笑)早く慣れて、今までのようにサクサク動けるようにしたいですね・・・。
そして、新しい機械や設備の特性を早くつかんで、今の厨房に応じた運用を発掘していきたいですね。
でも、そんな中、スチコンの料理の出来上がり音楽のワルツ♪が流れてきたりして、意外なところで楽しめたりします◎
2016.01.19 18:55|日記
大根
今回は、冬野菜の主役、大根を紹介します。そうです!以前に紹介した間引き菜が大きく成長したものです。
おでんや鍋物、おろしや酢の物などほぼ毎日の献立に上がるこの時期、当院では地元の大根農家で購入しています。今年は、冬も暖かく豊作で、成長しすぎて巨大化したりと、価格は安めとのことです。消費者にとればありがたいことですね◎
形が不揃いなものは、切り干し大根になります。乾燥して空気が冷たいこの時期しか作れないそうです。保存がきくため、今の時期から1年間程度は腐ることなく使用することが出来ます。常備菜として、切り干し大根煮を是非ご家庭でもいかがですか?病院でも、ほぼ毎週の献立に入っているおなじみの1品です(笑)
2016.01.17 12:39|日記