
”P-1メニュー”(プラス1品メニュー)
栄養管理室では、”美味しく楽しく栄養強化”を目指して、市販のONS(栄養補助食品)だけでなく、手作りのお菓子やおかずで、栄養付加が出来るよう、昨年から取り組みを始めました。
回復期病棟など、入院期間が長い患者さんを中心に、手作りのケーキや、プリン、また手軽に冷凍品のお好み焼きなど、”家では普通に食べていたけど、病院ではあまり出ない…”ようなメニューを、食事にプラスして、ご自宅での食事に近い形で提供できれば…と考えています。
始めた頃は、週に1~2回程度でしたが、8月よりほぼ毎日提供できるようになり、メニューもサイクル化するなど、効率よく運用できるようになってきています。
病棟専任の管理栄養士は、患者さんの食欲や活動量などを把握し、栄養量が不足しないよう考え、フード担当者はメニューの開発や献立との組み合わせ、作業性を考え、実際の提供に向けて色々検討を重ねています。
今後は、患者さんにも嗜好食アンケートを実施し、色々なご意見を参考にして、入院から、退院後までを見据えて、自宅での栄養管理のサポートに繋げていければ・・・と思っています。
ちなみに今まで、”プラス1品メニュー”と呼んでいたこのメニューは、新しく”P‐1(ピーワン)メニュー”としてデビューしました。
HPDのように、患者さんや職員さんにも広く浸透し、親しみをもっていただけるといいなあと思っています◎
P-1メニューの一例↓
2021.08.13 09:00|日記
夏献立
先日のメニューを紹介します。
・カジキのムニエルトマトソースかけ
・冬瓜くず煮
・スパゲティサラダ
・ぶどう

トマトソースに使用した完熟トマトと、付け合わせのズッキーニは契約農家さんから届いたものを使用しました。

また、今が旬の冬瓜はカニあんをかけて、柔らかく上品な仕上がりです。今回は、調理作業上前日にゆでたものをチルド保管し、冷菜として提供しました。
当日スムーズに進むはずでしたが、予想に反してカニあんがなかなか冷めず…。次回は、冬瓜だけでなくあんも前日調理し、しっかり冷やしていければ…との意見が挙がりました◎

ちなみに冬瓜は、薬膳料理の材料にもなる食材で、暑い夏には体の熱を冷ましてくれ、汗で失われた水分補給にもなるそうです。保存もきくので、たくさん出回るこの時期に購入し、暑い夏中活用するものいいかもしれません。
皆さんも、ぜひお試し下さい☆
2021.08.11 16:56|日記
栄養の日 2021
(公社)日本栄養士会では、8月4日を「栄養の日」、8月1日~8月7日を「栄養週間」と定めています。
今年のテーマは「はじめよう!栄養の整理整頓」

日本栄養士会のホームページでは特設サイトが設置され、栄養に関するさまざまな情報が分かりやすくまとめられています。
皆さんもこの機会に、食事や栄養について考えてみませんか?
特設サイトでは栄養に関する動画も公開されているので気軽に見ることができます。
また、免疫機能を低下させない「予防めし」のレシピも多数紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね☆
私たち栄養士や管理栄養士も、専門職として、エビデンスに基づいた情報を適切に発信していければ・・・と考えています◎
栄養の日・栄養週間2021の特設サイトはこちら↓
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2021.08.04 18:30|日記